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市丸博司の週刊ブログ 名人の道
2010年6月24日(木) プロフィール&成績表を見る

ひゅーん

「おお、馬道仙人ではないですか!
先週姿を見せなかったと思ったら、どこ行ってたんですか?
そんなことより、見てくださいよこれー。
第6期終了時点の段位到達者数一覧!
僕ってばストレートで6段昇段したんですよー。

でー、

ほらほら見てみて6段のとこ、8人!

うっひゃー、うっきょー。

全国大会ベスト8みたいなもんでしょう。

ああ、すっげー。

どうしましょーうるうる」


「あのなあ筆者いちまる。喜び過ぎじゃ。なんか感じ悪いぞよ」


「まーそーですけどー。
これが実力だなんて全く思ってませんけどー、
でも嬉しいじゃないですかーぶつぶつ」

「ふっふっふ。かっはっはっはっは!」

「ありゃ、どうしちゃったんですかー。
さては、弟子のあまりの凄さに腰を抜かした?」

「逆じゃ。おぬしも小物よのぅ。
実はいちまるよ、わしはおぬしがまずまずやるだろうとは読んでおった。
ストレートで6段はちょっとびっくりしたがのぅ。
ただな、いちまるよ。この8人という数字に何か感じないか?」


「8ですか…わかった! エイトマン!」

「ぐぼっ。古っ!
エイトマンは確かに不朽の名作じゃが、初回がテレビで放映されたのは1963~64年。
読者のほとんどはわからんぞ」

「ふんっ。どうせ古い人間だもん51歳だもん。
51歳の誕生日を記念して、自分のバンド『市丸博司とレーシングプログラム』のライブを
7月11日(日)の夜に新宿でやるもん。
詳しくは…」


「おいおいっ。そら馬券道場と関係ないじゃろ。
どさくさに紛れてそういう個人的な情報を公共の場に書くでない!
8という数字についてじゃ」

「はい。わかりませーん」

「急にしおらしくなったのぅ。まあよい。
実はのぅ。8人のうち、おぬしを除く7人じゃが、これはわしが用意した刺客じゃ」

「え、ええええー!?」

「ここだけの話じゃがの。その名を『七人の馬道剣士』と呼ぶ」

「え、えええええー!?」

「で、毎回、おぬしにその刺客と対決してもらう。
ちょうど残る開催も7回。
わしの最強の弟子たちが毎開催、おぬしと対決するのじゃ」


「え、ええええええー!?」


「ふぉふぉふぉ。刺客と聞いてびびったか。無理もない。
これでおぬしの名人昇段には赤信号がともったと言っても過言ではないからのぅ」

「(小さな声で)いや、そうじゃなくて、残る7人の方に出演交渉とかされたんですか?」

「(小さな声で)しとらん。まあ、あくまでこれはフィクションってことじゃ」

「えーー」

「ただま、7人の剣士がおぬしに立ち向かうんじゃからの。

なんかこー、

スペクタクル巨編ブログの様相を呈してきたじゃろ?

くははははは」


「はあ」


「それじゃのぅ。今週はちょっと説明するのに行数を使いすぎた。
来週から最強の剣士が登場するから、心しておくように!」


ひゅーん


(うーむ。
馬道仙人も、自分のキャラだけじゃこのブログが成り立たなくなってきたのを感じたのかなあ。
あ、そうじゃなくて、筆者は俺なんだっけ。
馬道剣士のキャラ設定は…もしかして俺が考えるのかな?

7人も?

ずいぶんと無茶ぶりだなあ。

うーむ)

ともかくだ!
筆者いちまるとしては、その馬道剣士とやらを打ち負かして、
一歩一歩名人に近づいていかねばなるまい。
単なるまぐれに過ぎなかったわけだけど、まぐれだけで勝てる相手でもあるまい。


やるぞー。


てなわけで一週目の成績です。ご覧くださいませ。



今週は開幕した函館に行ってまして、新しい競馬場を満喫し、
海の幸をいっぱい食べて、シアワセでした。

馬券道場も当然函館で。
土曜はまず8R八甲田山特別。
4番人気クレバーロッシーが2着で複勝300円(×2)。

さらに11R潮騒特別は、
やはり4番人気アラマサローズが3着で複勝200円(×2)合計1,000円ちょうど。
以前これやったなあ。昇段ラインジャストライドオン1000だっけ?
うろ覚え…。



日曜は10Rで2番人気プレシャスジェムズが1着。
複勝150円(×2)でしたが、
単勝なら460円でした…痛恨です。
続く11R湯川特別は、5番人気シゲルエボシダケが2着して複勝330円(×2)。
こうなりゃ最後は単勝でと、5番人気ツルマルネオの単勝を買ったら、4着。
複勝にも絡みませんでした。



てなわけで、
今週は昇段ラインをわずかに下回って1,960円の回収。
刺客を返り討ちにするためにも、2週目は負けられません。


■宝塚記念 (GI)
ドリームジャーニーを大きく狙いたいですね。
ブエナビスタと2キロ差なら、実力はトップだと思います。
こういう、直前の状態を疑問視されて人気が下がる。

でも終わってみたら…という例は、以前にもいろいろありました。

お父さんステイゴールドが12番人気で2着したときの天皇賞・秋。
勝ち馬スペシャルウィークが4番人気だったのは、
軽視した一人として苦い思い出です。
相手はジャガーメイルブエナビスタですが、
穴ならナムラクレセントネヴァブションスマートギアセイウンワンダー
と考えています。






2010年6月17日(木) プロフィール&成績表を見る

筆者いちまるは、なにやら暗く、沈み込んだ顔で京王線府中競馬正門前駅に降り立ちました。
6月13日、朝9時半のことです。
本人はハードボイルドタッチで決めていると思い込んでいるようでした。
しかし、頭に差し込む光が反射して多くの人にふりかかっていました。

ピカーッ。

「まぶしいっ!」
「なんだあいつ」
「いちまるだよ。よくいろんな競馬場に現れるんだ。晴れの日は気をつけなきゃいけないらしい」
「ちっ、面倒な野郎に会っちまったぜ」

反射光を浴びた人々は、口々に不満をささやき合っていました。



前日、馬券道場でいちまるは1,340円回収していました。
まず8R東京ジャンプS。
1番人気ギルティストライクの単勝が340円ついてるのに目をつけたのがうまくいき、
単勝×2を的中させました。
いちまるの本来の予想方法はタイムなので障害は門外漢なのですが、
仙人すべ単の法則」から3倍以上つく人気馬をピックアップしたわけです。
9R以降はすべて複勝×2でしたが、最後の最後、12Rで5番人気サトノロマネが3着に入り、複勝330円×2をゲット。
先週まで5,600円回収で残り2,400円でしたから、最終日は1,060円回収で昇段となっていました。

「簡単そうで難しい1,000円前後の回収をどうするか。今日は頭が痛い勝負になりそうだぜ」

反射光で多くの競馬ファンに迷惑をかけているにも関わらず、
いちまるの頭の中はあくまでハードボイルドなのでした。

8レース。いちまるが選んだ5番人気エフティレガシーは7着でした。
9レースのエーデルワイスS。いちまるが選んだのは11番人気レインスティック
一発昇段を狙っているようです。しかし、この馬もまた7着でした。
さて、10レースのジューンSです。

「たぶん、ここが本日の、いや今開催の馬券道場の勝負の分かれ目だ。
11RエプソムCと最終12Rで狙いたい馬は両方人気馬。
二つ複勝が当たっても1,060円の回収はできないし、もし荒れてしまったらおそらく的中できない。
かといって単勝は危険すぎる。
荒れそうなレースで、しかも穴馬の複勝を狙えるのはハンデ戦のここしかないだろう。
ふむ。どれにするべきか…」

と、近くにいた5歳くらいの子供が叫びました。

「パパー。このハゲのおじさん、なんか独り言いってるよ。気持ち悪いよー」

「あ、この子はなんてことを! すみませんすみません…」

父親らしき人が子供をかっさらっていきました。
しかし、いちまるは微動だにしません。集中してジューンSの勝負馬券を考えているようです。

「うむ、決まった。これだ」

意を決したように、ノートパソコンのスライディングパッドを動かし始めました。
さて、レース。1番人気のミッキーミラクルが逃げ、14番人気丸山騎手のスズノオオゴンが追います。
4角でスズノオオゴンが交わして先頭へ。その後ろに7番人気蛯名騎手のエフティイカロス。
ここで、いちまるの声が出ました。

「まるやまっ! エビショー!」

どうやらこの人気薄2頭を買っているようですが、果たして馬券道場で投票したのはどっち?

「そのままっ、そのままっ!」

これはその2頭で決まるのか、と見えたとき、大外から2番人気スリーオリオンが突っ込んできました。

「あっ、それはダメ。それはやめてくれー」

最後は内から10番人気マイネルアンサー、中から13番人気セタガヤフラッグが追い込み1・3着。
スリーオリオンが2着。スズノオオゴンは4着、エフティイカロスは6着に敗れ去りました。
あわれ、いちまる…。

「すんごい万馬券だったのに…くすんくすん。馬券は外れた…。でも馬券道場は…大的中だー!」

なに? 投票した馬は?

「10番人気マイネルアンサー
いやー、スズノオオゴンがもう少し粘ってれば馬連は凄い配当だったのに…惜しかったなあ」



複勝は680円で奇跡の大逆転! なんと、この瞬間にストレートでの6段昇段が決定したのでした。








読んでいただいているみなさん、本当にありがとうございます。
マグレ続きで申し訳ないですが、ついに6段まで来ることができました。
まさか、ここまでとは思ってもいませんでした。僕が一番自分を信じていなかったです。
こうなったら、まじめに名人を目指します。
残り7開催で4回昇段は難しいですし、このあとずるずると連敗、なんてケースもあるでしょうが、
なんとか見守っていただければ幸いです。よろしくお願いします。


■マーメイドステークス (GIII)
牝馬限定のハンデ戦。難しすぎです。
おそらくは、普通に人気馬を買っても当たらないでしょう。
復活してきたセラフィックロンプを大きく狙いたいと思います。
あとはブライティアパルスブラボーデイジームードインディゴあたりまで、ボックス主体でいきます。



「しくしくしく…」
みなさんこんにちは。筆者市丸です。まずは、ともかくこれを見てくださいませ。







参りました。
土曜は仙人の言いつけ通り、すべ単で勝負したのですが、800円しか回収できず。
日曜はギャンブルに出て、やや高めの配当を狙ったものの、なんとすべて空振り。
結局、昇段ラインを下回って3週で5,600円。
最終週は2,400円回収しなくてはならなくなっちゃいました。

おのれ仙人。
せっかく快調に6段を目指していたのに、大事な大事な3週目で邪魔しやがって…。
どうしてくれよーぞ。

ひゅーん

「呼んだかのぅ?」

「来た来た馬道仙人。いったいどうしてくれるんですか。
あなたの言いつけを守ったばかりに、先週はひどい有様。
せっかくストレートの6段が達成できそうだったのに、だいたいあなたが言うことはいつも…」

「ああ、うるさいうるさい!
筆者市丸、おぬしはいやしくも馬券道場の名人争奪レースでトップに立っている男ぢゃろぅ?
そんな細かいことを気にするでない。
名人たる者、何があっても凛(りん)として厳かに微笑みをたたえ、無口でいるべきじゃ。
おぬしのように、ペラペラペラペラしゃべりまくっている者に名人なぞ似合わん!」

「あ、はあ。まーここまで来たら名人には何とかしてなりたいですけど…ぶつぶつ」

「だいたい、この土曜は何じゃ? 8レース・ロトスカイブルーの単勝180円?
11レース湘南Sスピリタスの単勝260円?
こんな低配当は買っちゃいかんとあれほど言ったではないか。
こういう単勝は複勝に比べて割が悪いのじゃ。
こういう馬券を買うならすべ単にする意味はない!」

「お言葉ですが仙人。
(口をすぼめながら)この2つは当たったんですから、いいんじゃないですかあ~。
だいたい、単勝は複勝に比べると当たりが3分の1で一通りしかないから、
どんな低配当でも買わざるを得ないときだってあるんですよ~。ふーんだ」

「またそのような名人にあるまじき発言を…。
おぬしは馬券を外すのが怖いのじゃろぅ。だからそんなへっぽこ配当を買う」

「えーっ。そ、そんなことはありませぬ」

「では聞くがの。9レース・ロベリア賞はどうじゃ?
おぬしが買ったのは断然人気単勝2.0倍のミカエルビスティーじゃが、勝ったのは?」

「4番人気単勝7.4倍のオリエンタルジェイでした…」

「そうじゃ。単純な計算問題を出そう。7.4倍を200円買うと?」

「1,480円です」

「おぬしが取ったとほざく単勝2つの合計配当は?」

「880円…」

「そういうことぢゃ! よいか? 怖がっちゃいかん!
断然人気馬の単勝を買うことは誰にでもできる。
まあ、それは2回に1回、いや5回に2回は当たるじゃろう。
だがのぅ、それじゃ儲からんのじゃ。
断然人気を買い続けては、おぬしの土曜日のように8割ぐらいしか返ってこん。
それはなぜかというと、断然人気の単勝は実際の勝率に比べて売れすぎているからじゃ」

「うむむ、確かに…」

「ということは、断然人気馬以外の馬は売れなすぎておるということじゃ。
これを外した馬を買っていれば、
今回のように一回当たるだけで軽く150%近くの回収率に達することもある。
ワシが買えと言っておる『すべ単』は、おぬしが買ったような断然人気馬の単勝ではない。
基本的には当たらんけども、当たれば回収率をぐっと上げてくれる。わかるかのぅ?」

「理論としてはわかります。しかし…」

「ふぉふぉふぉ。まあよい。これでいい勉強になったじゃろう。
ワシの言いつけを無視して日曜に複勝×2を3つ買ったのも不問に付してやろう」

「あ、いやいや、それは単勝だとつきすぎて一発で昇段してしまうので、ふごふご、しどろもどろ…」

「ふふ。さあ、わかったら最終週に臨みなされ。買い方は任そう。
なに、今回は昇段しなくてもよい。ただし、この開催で学んだことを次の開催以降に生かすのじゃ。
わかったのぅ。ふぉふぉふぉ」

「せ、仙人。お待ちください…あ、行っちゃった。なんかうまいことだまされたような…
でも、すべ単に関する買い方は会得した気がするぞ!」

ちゃっちゃちゃーらー

勇者いちまるは、「仙人すべ単の法則」をゲットした。



■エプソムカップ (GIII)
難しいレースです。軸という意味なら、徐々に成長してきたセイクリッドバレー
しかし、一発の魅力ならシルポートの逃げですね。
また、4歳初戦で成長力を見せたセイウンワンダーが叩き2戦目で順当に勝つシーンも。
この3頭を主力に、あとはゴールデンダリアタケミカヅチトウショウウェイヴあたりですか。

■CBC賞 (GIII)
シンボリグランサンダルフォンの2頭が有力ですが、逆転ならヘッドライナー
あとはエーシンビーセルズランチボックスとしておきます。




2010年6月3日(木) プロフィール&成績表を見る



ひゅーん

「おお、お待ちしていましたよ馬道仙人。今週はやりました! ほら、これ見てくださいよ」

「う、うむ」



「ね、ね、すごいでしょ! 先週言われた通り、すべ単ですよ。
しかも、日曜の10R、ダービーまで全く当たらず。
ダービーなんて2番人気のペルーサなのに6着で、ああ今週はダメだあって思ったんですよ。
ところが、続く11Rの富嶽賞。1番人気だけど400円ついたザッハーマインが1着で息を吹き返し、
最後の最後、JRAプレミアムレースの目黒記念でお立ち会い!
この欄でも最初に書いた5番人気コパノジングーが見事に勝って、合計2,320円。
負け分をすべて取り返しておつりが来たっていう…すごいでしょ? 仙人聞いてます?」

「お、おぅ」

「また仙人ちゃんたら~、このドラマチックな展開に圧倒されて声も出ないって感じ?
まあ、わかりますけどねえ。いやあ、俺ってやっぱ、何か持ってるわ。ねー仙ちゃん!」

「せ、せんちゃんとな…」

「あらー、仙人も少しは人間に近づかなきゃダメですよ。
じゃあ、今日はこのドラマの話を肴に、一杯行きますか?」

「待て。筆者市丸よ、ワシはだまされんぞ」

「えっ? な、なんですか…」

「ふふふっ。脂汗のようなものが浮いてきたぞ。おぬし、なぜ土曜分と4日間累計を出さぬ?
いつも出しておるじゃろぅ」

「うっ。それは…ちょっとスクリーンショットを撮るのを忘れちゃいまして。
でもほら、土曜はゼロだって公言してるんだから、それでいいじゃないですか。気にしないでくださいよ」

「あのな、そんなものにだまされると思うてか。
パソコンかケータイさえあれば、Club A-PATにつなげばすぐに出るのじゃぞ。
ほら、おぬしのケータイで、今すぐ出してみよ!」

「うっ」

「ほれ!」

「うっうっうっ」

「ほれほれほれ!」

「うっうっうっうっうっ」

「ほれほれほれほれほれ!」

「うっうっうっうっうっ…」

「何を行数稼ぎしておる! 早く出してみよ」

「いやです…」

「何がイヤなのじゃ! おらおら貸してみなさい」

「ふえーん。仙人が人間をいぢめる!」







「やっぱりか…」

「…(しくしく)」

「筆者市丸よ、おぬし、土曜の8レースと9レースを投票するの、忘れたな!?」

「…(しくしく)」

「ワシが推理しよう。気づいたのは東京10レース鎌倉Sが締め切られたあとじゃった!
で、慌てて京都の残り3レースを投票した」

「…(しくしく)」

「そしてそのとき、悪知恵が働いたのじゃ。たぶんその時までは、すべ複にするつもりじゃったろぅ。
ところが、もう2レース投票を忘れたあとじゃから、すべ複では週2,000円以上回収できない可能性が高い。
だから、先週ワシに言われたのを思い出して、
言われたから変更したことにしようと、すべ単に変えたのじゃ!」

「…うっ!」

「図星じゃったな」

「…(しくしく)」

「それにしても悪運の強いヤツよ。
そういう厳しい状況を最後の2レースでひっくり返したんじゃからのぅ」

「仙人! それは違います! 実は金曜日の夜、新宿で予想イベントがあったんですよ。
で、その最中にいろんなところからメールや電話があって、ダノンシャンティが取り消す可能性が高いと…」

「そういえば、ここにもダノンシャンティを一番狙いたいと書いておったのぅ」

「はい。で、結局、すでに書いていた夕刊フジの予想原稿を朝までに変更しなきゃならなくなって…
イベントで酒飲んでて眠いのに、朝5時までかかって書き直して…うっうっ」

「でも、それは酒を飲んだおぬしが悪いんじゃろぅ。自業自得じゃ」

「まあそうですけど…土曜は9時起きで眠くて、うぅ。なんか忘れてるなぁとは思ったんですけど…」

「喝じゃ喝! そんなもん言い訳にはならん。忘れたおぬしが悪い。
しかも、ワシのせいですべ単になったなどと他人に責任をなすりつけて…この悪党が!
そんなんでダービーが当たるはずもなかろぅ!」

「す…すみません。申し訳ないです」

「ま、今回ばかりは許してやろう。その代わり…」

「その代わり?」

「今週もすべ単じゃ! よいな!」

「えーーーー。いちまるさんの法則で、一番大切な3週目に危険なすべ単とは! お許しくだされ!」

「ならぬ。馬道仙人は帰るぞ!」

ひゅーん

「うっ。うっうっ」

いつまでもいつまでも、筆者市丸の嗚咽がやむことはありませんでした。
さあ、自業自得とはいえ大変なことになった市丸。果たして3週目はどんなことになるのでしょうか?



■安田記念 (GI)
どうもGIが当たらないですねえ。NHKマイルCを当てたあと3連敗ですか…うむむ。
しかも、このレースはさらに難しい。

日本馬で狙いたいのはスーパーホーネットです。
府中マイルはなぜか惨敗続きなんですが、
京王杯SCや毎日王冠の強さからすると、必ずしもダメというわけではないと思うんです。
今年は少し間を空けたのがいい方向に出るのではないかと思っています。

あとはスマイルジャックキャプテントゥーレ
穴なら府中でファリダットです。

ただ、今回は香港勢も怖いですね。3頭の中ではフェローシップビューティーフラッシュでしょう。
リーチザクラウンとトライアンフマーチは人気先行型で、実績からすると
今回は消してみたいと思っています。

■【JRAプレミアムレース】ユニコーンステークス (GIII)
順当にバーディバーディバトードールの順でしょうか。
あとはタイムカードとしておきます。



2010年5月27日(木) プロフィール&成績表を見る

ひゅーん

「ふぉふぉふぉ。噂は聞いたぞ。先週もまずまず好成績だったみたいじゃのぅ」

「これは馬道仙人。ありがたき幸せにございます。
取り立てて優れた成績ではないのですが、まーなんとかといったところで」

「ふむ。では見せてみよ」

「ははっ」







「ふーむ…」

「どうです。えへへ。なかなかでございましょう?」

「つまらん! おぬしの馬券道場はつまらん!」

「ええっ! 何をおっしゃいます。
これまでに実践してきたセオリー通り、1週目はすべ複で堅実に。
しかしできるだけ1番人気を避けて様子見、という…。お言葉ではございますが、
それで120%回収なら上々の滑り出しかと…?」

「ふん。それがつまらんと言っておるのじゃ!
よいか、この土日、おぬしが買った馬をすべて単勝にしたらどうなる」

「はー。土曜は複勝が取れた3頭の内1頭は1着でした。
9R昇竜Sのプレファシオ。単勝は1,050円ですね。日曜もまた3頭中1頭が1着。
8RカーネーションCのブーケドロゼブルー。単勝は440円です」

「カーッ! 喝! それじゃおぬしの面白くないところは」

「はあ。どれでしょうか…」

「いいか、すべ複で6つ的中などとうぬぼれておるようじゃが、
同じ買い目ですべ単だったらどうなった?」

「あ…まあ、土曜が2,100円、日曜が880円回収ですから、合計2,980円になりました」

「そうじゃろぅ? すべ複より回収額は580円も高くなったじゃないか。
なぜそれをやらんのかと言っておるのじゃ!」

「お言葉ですが馬道仙人。すべ単ともなりますと、明らかに的中率が落ちます。
この土日はなんとか2つ当たりましたが、土日でひとつ、などと言うことも当然あるでしょう。
1日20レースぐらい買えるならともかく、
5レースしか買えないんだから、リスクが高くなりすぎてしまいます」

「でも、そのぶん配当は高いじゃろぅ?
現実に、今回も的中率は3分の1に落ちたが、回収率は29%も伸びたではないか!」

「いや、しかし…。
単勝と複勝の狙い方は明らかに違ってまいります。
今回も複勝だからこの買い方ですが、単勝となると『勝ち切るまではどうか…』と考えて、
もう少し人気馬を選んでしまう可能性もあるんじゃないでしょうか。
そうなると、たとえば1~2番人気では単勝と複勝の配当があまり変わらないケースもよくあるので、
単勝を買うこと自体がリスクに比べてうまみがないという…」

「喝! 喝ぢゃ! 喝!
単勝が当たらんことも、人気馬では旨味がないことも、そんなことはよくわかっておる!
そうではなくて、おぬしの買い方がつまらんと言っておるのじゃ!」


「はあ…」


「なあ市丸よ、おぬしより馬券のうまい競馬ライターなぞ、この世にはいくらでもおる。
なのに、どんな手を使ったか知らんが、おぬしはいやしくもオフィシャルブログで
書かせてもらっておるのだろう?」

「いやいやいや、人聞きの悪いこと言わないでくださいよ。
きちんとした競争原理の中で僕の作品…とゆーほど大したものではないですけど、
まあ書いたものを担当Uさんとかが読まれて判断して決定…」

「そんなことはどうでもよい!
ともかく、いやしくもオフィシャルブログに書いている者がじゃ、読者ウケを意識しないでどうする!
ということぢゃ!」

「はあ…」

「複勝×2をちまちま取って、少しずつ増やして最後は逃げ切り昇段…
なんてゆー馬券道場を読者は見たくないのじゃ!もうおぬしの馬券道場はつまらん、
昇段はするけど、それだけでドラマがないという噂がそこここで立っておるぞ」

「ほんとですかー? えー。しくしく。がんばってやってるのになー」

「では、来週はともかくすべ単でいけよ!
しかも人気が集中して妙味のない単勝3倍未満の馬はダメじゃ。
3倍以上つく単勝×2じゃぞ! 頼んだからのぅ。ふぉふぉふぉ」


ひゅーん


「くそー。仙人のヤツ、言いたいこと言っちゃって帰っちゃうのかよ。
でもまー、つまらんと言われたらなー。何か考えねば」


さて、筆者市丸は2週目をすべ単で行くのでしょうか。それとも、何かほかに秘策が…乞うご期待!



■金鯱賞 (GII)
ここならナムラクレセントでしょう。相手はタスカータソルテを筆頭に、アクシオンアーネストリー
1年3ヶ月ぶりのアドマイヤオーラは仕上がり次第ですかね。


■日本ダービー (GI)
この春最大の楽しみと言っても過言ではありません。
いやあ、このレースは絶対に生で見たいし、当てたいですね。
そして、終わったあとは競馬仲間と一緒に、府中の居酒屋で凄かったレースの話を
いつまでもしていたいですね。
基本は3強で間違いないと思います。
で、一番狙いたいのはダノンシャンティです。
ただ、ダノンシャンティは1着もあるけど4着以下もあるタイプ。
安定味という点ではペルーサヴィクトワールピサが上かもしれません。
この3頭はどれが勝っても納得です。
ただ、2、3着に「えっ?」という馬が飛び込んでくる可能性もあるんじゃないでしょうか。
その候補としては、ヒルノダムールルーラーシップトゥザグローリー
そして大穴にレーヴドリアンを考えています。

■【JRAプレミアムレース】目黒記念 (GII)
久々に府中に出てきたアルナスラインを狙いたいんですが、さすがに11ヶ月ぶりの58キロではどうでしょう。
コパノジングーフェニコーンスマートステージ、そして大穴ナイアガラあたりをからめて
ボックスにしようかと思ってます。




2010年5月20日(木) プロフィール&成績表を見る

「ストレートで5段達成は、全国で29人しかおらんのか」

「はい、馬道仙人。
不肖わたくし、そのうちの1人になってしまいました。うう」

「毎回ブルブル震えながらビビって投票しとるおぬしがのぅ。
馬券道場とはわからんもんじゃ。
このブログの読者のみなさんも、そろそろ、
これはなんかインチキしてるんじゃないかと疑っておるのではないか。
ふぉふぉふぉ」

「インチキなんて滅相もない。
恐れながら、僕なりに一生懸命、馬券道場に打ち込んでいるつもりでございます。
実力じゃなくて、ラッキーもいっぱいありましたけれど」

「今週はどんな結果だったのじゃ?」

「はい、次のようになりました」







「3週目終了時に昇段まで残り1040円だったから、
初日だけで980円回収し、最終日は60円回収で昇段だったのじゃな」

「はい。先週書いたとおり、
人気サイドを狙うなら東京競馬場だというデータから、
土日ともに東京で投票しました。
日曜は、なんでもいいから1つ当たればいい計算だったので、
もし3つ外してもヴィクトリアマイルのブエナビスタの複勝×2は当たるだろう、と。
あ、複勝100円で大丈夫なので、
この連載では初めて単・複を買おうかとも思ってました」

「そしたら、1つめの8Rは、3番人気エクスプレスワンが4着…」

「はい。このレースは18頭立ての混戦で、
人気馬がアテにしづらそうだったので3番人気馬を買いました。
結果は2、4、5、3番人気の順に入ってしまって…うう」

「ところが、9Rテレビ埼玉杯のグリグリ1番人気ハギノバロンドールが3着して、
昇段達成したわけか」

「ええ。断然の1番人気で単勝は1.8倍でしたから楽勝かと思ってたんです。
ところが、意外にも前の2頭から1馬身ちょっと離された3着争いで、
最後はクビ差で何とか3着…」





「ぬほほ。心臓に悪いのぅ」

「これを外してたら、10レース是政特別は難しくておそらくダメでしたし、
ヴィクトリアマイルのブエナビスタに賭けるしかなかったでしょう。
ブエナビスタは勝ちましたが、
最終レースの断然1番人気1.9倍のレッドシューターが4着に負けてるんで、
薄氷を踏む昇段になったと思います」

「そうなれば、このブログも盛り上がっただろうのぅ。ふぉふぉふぉ」

「はい。盛り上がる前に昇段してしまって申し訳ない。てゆーか、
盛り上がらなくてもいいので早めに昇段してくれるのが一番なんですけど…」

「アホ!おぬしの使命を思い出しなされ。
馬券道場の楽しさ、面白さを世間に広めることじゃろぅ。
まあ昇段するに越したことはないが、
なるべくスリリングに、ぎりぎりで昇段することを目指さないでどうする!」

「いやー、いっつもそれでは身が持ちませぬ。うっうっ」

「で、最後の3レースは、例によって高配当狙いで沈没したわけか」

「はい。トップ200を狙ったんですが、簡単に跳ね返されました。あははは」

「そのへんがダメダメじゃなあ。よし、わかった。
次の開催は2週目までに昇段して、3週目・4週目は
トップ200に挑戦で盛り上げよう。よいか?」

「ぐわわわ。お許しくだされ馬道仙人さま。
2週目までに昇段しようとしたら、
ブンブン振り回すバッティングになってしまって、
回収ゼロの日とかできちゃいます。
それを挽回するのにどんだけ苦労することか…」

「おぬしの馬券道場戦術はつまらん!1・2週目はすべ複で様子を見て、
うまくいったら『金持ちケンカせずの法則
うまくいかなかったら3週目から『単複乱れ切りブレード1000』、
さらにダメなら『単勝爆弾マグナム2000』ってとこだろう。
派手さがないんじゃな」

「恐れながら馬道仙人。
そういうやり方こそが馬券道場攻略の王道と思ってるわけでございまして」

「そんなことは知らん。
ともかく、もう少し読者のみなさまをうならせるような勝ち方をするのじゃ!
次の開催は『すべ単』で入ってみてはどうじゃ?では、わしは帰るぞ!」



ひゅーん。



「くっそー。他人のことだと思って好き勝手言いやがって…。
ただまあ、出入りの激しい展開にしたほうが楽しいのは確かなんだよなあ。
普通の展開だと、ここに書くこともないし。うーむ、次の開催、どうしよっかなあ」


■オークス (GI)
混戦で難しいレースです。
今のところはショウリュウムーンコスモネモシンサンテミリオンを狙いたいですね。
押さえでアプリコットフィズアパパネあたりでしょうか。


■東海ステークス (GII)
シルクメビウスフサイチセブンの一騎打ちと思っています。
割って入ればトランセンド
穴でボランタスナニハトモアレでしょうか。



みなさんこんにちは。筆者市丸です。
今回は少し趣向を変えまして、みなさまに語りかけるような、格調高い? 文体にいたします。
ご了承くださいませ。

やっぱりあれですね。
好調だからと言って大きなことを言ったり、驕り高ぶるような態度を取るといけないですね。
先週、「3週目で昇段」「今開催はトップ200入り」などということを書いてしまいました。
この調子なら大丈夫だー、などとたかをくくっていましたが、結果はこの通りです。







2日で1,500円回収。2日間を残して昇段まであと1,040円ですから、及第点はつけられるでしょう。
でも、4日目までと比べると、明らかにビビってる感じがしませんか?

実際、「すべ複」で複勝を投票した10頭は、土曜が1、2、1、1、1番人気。
これで1勝2着1回3着1回着外2回はいけません。1番人気に入れるならほぼ3着までに入らないと。

日曜は2、1、7、3、3番人気といつもの投票に戻しましたが、3着2回だけで回収700円は不満が残ります。
唯一投票した1番人気馬(八ヶ岳特別ドリームガードナー)は9着惨敗ですしね。

さらに、重賞予想でも大恥。NHKマイルCは「3強」なんて言った3頭が3着、4着、11着です。
勝ったダノンシャンティのことを、「ここ2走どうも今ひとつだった印象」なんて書いちゃって、
最終的な予想でも消しにして大恥をかいてしまいました。
人間、謙虚が大切だとつくづく反省しました。はい。


これで本当に最終週、昇段はあるんでしょうか。
理論上は、あと1,040円なんだから、複勝130円(×2)を土日で4レース的中させればいいんです。
これは平均140円ということなんで、たとえば110円ばかり3つしか取れなくても、
もう1つ複勝190円を取れば昇段。
3競馬場やっているわけなので、8レース以降に堅い中心馬が2頭以上いる競馬場を
選べばいいんですよね。
理論的には、割と簡単に見えます。

ところがです、何があるのかわからないのが馬券道場。
堅いと思っていた馬が何らかのアクシデントで4着以下に敗れたりして、
土曜は複勝110円(×2)を1つしか取れなかった、なんてことになるとビビっちゃいます。
残り1日で必要払戻額は820円。しびれますよね。
僕はゴルフはやらないんですが、いわゆる「入れ頃外し頃」のパット。
しかも、入れれば予選通過、外せば敗退、なんてことになったら…かー、厳しいです。

そんなこんなで、どの競馬場を選べばいいのかも大きなポイントだと思うので、
ちょっとデータを出してみましょう。8レース以降の1番人気馬の複勝率です。

(今開催。4月24日~5月9日までの6日間。新潟は4日間)
東京 56.7%
京都 43.3%
新潟 60.0%

うーむ、京都がよくないですね。
京都はむしろ2~4番人気を狙った方がよさそうです。
新潟は4日間のデータだから何ともいえませんが、人気サイドなら東京・新潟でしょうか。

今開催は最初の5日間ずっと京都で好調だったんですが、人気サイドだから東京、新潟を狙うのか、
それとも京都で穴馬をびしびし推奨するのか、悩ましい週となりそうです。
どっちにしても、すべては土曜にかかってますね。土曜にできるなら800円ぐらい回収したい。
さあ、それはできるんでしょうか。


ひゅーん。


「おい、おぬし、なんだか今週は普通のブログじゃのぅ」

「これは馬道仙人。いえいえ、僕はいつもは非常にまじめで通っていますので、
本来はこのようなブログを書きたいなあといつも思ってたんですよ。
あなたがいつも脱線させるのではないでしょうか」

「そうかのぅ。
要するに、ストレートの五段昇段をどうしてもやりたくて、ビビって取り繕っておるだけじゃろう」

「なななな、なにをおっっしゃいます。そのようなことは(ごっくん)ございませぬ」

「ふふふ。ビビっておるのぅ。ぐははははっ。あのなぁ、ひとつだけアドバイスしておこう。
ほしいほしいと思うからいつもの実力が出ないでミスをする。
昇段なんか時の運。取れなきゃ取れなくていいと思いなされ。さらば、門は開くだろう。じゃあな」


ひゅーん。


うむむ。昇段なんか時の運? うーん、そこまで達観できるかどうかかあ。難しい…。


果たして、筆者市丸は五段へ昇段できるのでしょうか。乞うご期待!



ついに四段のところも立体になっちゃいました。
2次元の五段さんも3次元になりたくて待っています。


■京王杯スプリングカップ (GII)
サンカルロの勝機と見ます。
エーシンフォワードマルカフェニックスアーバニティあたりが相手でしょうか。



■ヴィクトリアマイル (GI)
もちろん、ブエナビスタレッドディザイアの一騎打ちだと思います。
しかし、どっちを◎にするかと言われれば、ドバイでも動じずに貫禄のレースを見せたブエナビスタでしょう。
レッドディザイアは前走のような入れ込みがなければもちろん逆転もありますね。
ただ、ドバイで2戦したあとの帰国初戦だけに、少しだけ心配はあります。
3着候補、
あるいは2頭に割って入るとすればミクロコスモスブラボーデイジーアルコセニョーラと見ています。
あとはワンカラットアイアムカミノマゴブロードストリートあたりですが、
そこまで買えるかどうか…。




2010年5月6日(木) プロフィール&成績表を見る

「うっひょー。ひょひょひょひょーい」

奇声を発しながら、国道1号線を自転車で爆走しているのは筆者市丸のようです。
奇声はいつしか歌に替わりました。
布袋寅泰の「スリル」です。合間に「カモーン」と叫んでます。
白金高輪から魚藍坂へ入り、慶応大学の横を左折、赤羽橋は左に行かずに右へ。
東京タワーの右脇をすり抜けます。

と、自転車の市丸の横へ、キント雲のような変なものに乗ってすーーっと寄っていく影あり。あれは…。

「やほっ。おぬし、なんかゴキゲンじゃの!」

「これは馬道仙人。いやあ、自転車は楽しいっすねえ。
てゆーか、生きてるってなんて素晴らしいんでしょう。
走ってると、沿道の草木が語りかけてくる感じですよシェケナベイベ! 
でも、ゴキゲンは死語に近いからやめたほうがいいっすシェケナ!」

「おぬしこそ、そのシャケなんとかはやめなさい。
先週はあれだけ落ち込んでおったのに、今泣いたカラスがもう笑った、じゃのぅ。
いったいぜんたい、何があったのじゃ?」

「いえ、特に何もありませんよタリラリラーン。
なんつーか、才能がまぶしいってヤツでしょうかベビベビベイベ!」

「まぶしいのはおぬしの頭じゃろう。
それだけテンション高いってことは…さては、今週も馬券道場の成績がよかったのか?」

自転車とキント雲は、愛宕神社のあたりへさしかかりました。

「ふふふふふ。それを聞きますか~。ま、こんなものですよ。
馬券道場について『は』特に才能もないんでしょうね。フツーですフツー」

市丸は自転車から右手を離し、髪をかき上げる仕草をしましたが、
当然のことながらその手はすべって宙に舞いました…。







「おお、土曜3つ的中で1,020円回収、日曜も3つ的中で1,380円回収か。
金持ちケンカせずの法則』でセオリー通りすべ複じゃな。立派なもんじゃ。
これで通算は5,460円? 残り4日間で2,540円じゃから、1日平均640円でよい。
3週目次第じゃが、ほぼいけるじゃろ。
今のところは、わしの弟子にふさわしい成績じゃ。今のところはだがのぅ」


--説明しよう。『金持ちケンカせずの法則』とは、昇段ラインをクリアしている場合、すべ複を使って堅実に払戻金を積み上げることを言う。対義語は『貧民一発狙いの法則』である--


「ちちちち(と右手人差し指を小刻みにふるわせながら)
仙人んーー、僕の中では、こんなものじゃないんすよ。
このくらいしか回収できないのは、僕にとっては残念って言うか、まだまだ力が足りないっていうか…」

自転車は新橋方面に右折。キント雲もついていきます。

「なんか面倒くさいことを言い始めたようじゃのぅ…おぬし、何が言いたいのじゃ?」

「いやあ、まあその、フツーの馬券がね、先週はまあ、僕の才能についてきたってゆーか。
んー、そんなに聞きたいなら仕方がないなあ。実はね…」

「面倒くさそうだから馬道仙人は帰るぞ。ばいばいびぃ! 来週もがんばれよ」

ひゅーん。

「えっ! 帰っちゃうの? ふえーーーん。
ここからがいいところなのにー。なんで帰っちゃうかなあ…。くすんくすん。
仕方がないから、美人で優しくて歌もうまい担当Uさんのところで自慢しよう!」

ちょうどUさんの事務所の前だったので、自転車止めてソッコー入ります。

「あっ、Uさーん、あのねー。先週ね…」

「あら市丸さん、原稿送ってくれた? 
まだ? わたしちょっと出かけるところなの。それじゃ、原稿書いてからね~!」

Uさんはバタバタと出かけていきました。

「えーーー。がっかり。ひーん」

そこへ通りかかったのが編集者I氏です。

「おお市丸さんじゃないですか。ちょっと聞いてくださいよ。僕の好きな馬なんですがね…」

と、なんか訳のわからん昔の馬の話をたっぷりと聞かされ、結局自慢はできず…。

「こうなったら、来週ビシッと昇段してやる! 今開催はベスト200入りだー!」

大きなことを言うとろくなことがないというのは競馬の鉄則なんですが、
はてさて筆者市丸の3週目はどうなるのでしょうか。乞うご期待でございます。


■京都新聞杯 (GII)
レーヴドリアンはダービーで面白い存在だと思っているので、ここは権利を取ってほしいですね。
相手はゲシュタルトブレイクアセオリー
出られればマコトヴォイジャーシルクアーネストまでとしておきます。

■新潟大賞典 (GIII)
大混戦で最終的には出馬表出てからですが、
今のところはベルモントルパントリビュートソングゴールデンダリア
マイネルスターリーニホンピロレガーロあたりから選ぶ予定です。

■NHKマイルカップ (GI)
前走のサンライズプリンスはかなり強かったと思います。
問題はゲートと、初めての東京競馬場ということになるでしょう。
叩き2戦目で変わり身を見せたリルダヴァル
前走はキッチリ2000mを走らされたのと外を回らされたのが敗因と思えるエイシンアポロン
今のところはこの3強と考えています。
押さえでダイワバーバリアンレト
人気のダノンシャンティは、ここ2走どうも今ひとつだった印象。
ただ、買わないといけない馬でしょうね。



2010年4月28日(水) プロフィール&成績表を見る

「生きるって、何なんでしょうか」

風が強い日。東京は目黒の権之助坂。筆者市丸と馬道仙人が険しい坂を登っていました。
ひゅーーーーーっと地鳴りのように目黒駅方面から吹きおろす風を真正面に受けながら、
筆者市丸は馬道仙人に聞いたのでした。

「おぬしらしくもない。いったいどうしたのじゃ」

「いえ。だって先週ね…」

そこまで言うと、市丸はキッと唇をかみしめました。
そして、拳をぎゅっと握ると、もう一度ゆっくりと話し始めました。

「…馬券がまったくダメだったんですよ…」

「ぬはははは。なんだそんなことかー。だいじょぶだいじょぶ。わしにもよくあることじゃ」

「あのー、普通のダメじゃなくて、『完璧に』ダメだったんです」

突然「んぴゅうーーーーっ」と風が強烈さを増したため、
市丸は『完璧に』のところを大声で言わざるを得ませんでした。
それが、そこはかとなく哀れさを強めました。

「ダメなときがあれば、『完璧に』ダメなときもあろう。馬券を買う者、
いわば馬券者(ばけんもの)として生きる道を選んだおぬしにとって、それは宿命じゃろうて」

馬道仙人が『完璧に』と言うまさにそのときにも、突如風が「んぴゅうーーーーっ」と吹いたため、
『完璧に』はまたしても大声になりました。
たぶん、わざとですね。
まあ、風も長年やってると飽きてしまって、ついイタズラをしたくなるんでしょう。

「はい。そこまではわかります。ただね、これを見てくださいよ」

「おお。先週の馬券道場の成績表ではないか。どれどれ」







「なんじゃ、完璧にダメどころか、けっこう当たっとる。
ふぉふぉふぉ。おぬし、なかなかやるではないか。先週からツイてきたのぅ」

確かに当たっています。土日すべ複ですが、土曜日は8~10レース3連続的中。
8Rムーニーバレーレーシングクラブ賞は6番人気アイウォントユーが2着で複勝310円。
9RメルボルンTは2番人気ロードニュースターが1着で複勝120円(単勝なら360円だったのに)。
10RオーストラリアTは8番人気サンダルフォンが1着で複勝340円(単勝なら1,210円だったのに)。

そして日曜は的中1つだけながら、その1つである9R橘Sが、なんと勝った9番人気エーシンダックマンで、
複勝760円を的中!(単勝なら2,240円。すべ複じゃなくてすべ単ならほぼ昇段だったのに)

「でもね、馬道仙人…。僕が買ってるのは馬券道場だけじゃないんです!
馬券道場がいかに好成績でも、そのン倍買ってる普通の馬券がダメならどうしようもないでしょう?」

「なんでじゃ? 面倒くさいヤツだのぅ。このブログ以外の成績など、わしゃ知らん。
このブログに掲載する馬券だけ当たればいいのじゃ!」

馬道仙人、にべもなく突き放しました。

「そんなこと言わないで聞いてくださいよ。たとえば土曜8Rのアイウォントユー
すっごくうまい狙いだと思ってたし実際2着に来たんだけど、実馬券の軸馬マコトヴォイジャーや
ヒモのレッドバリオスが両方馬群に沈んじゃって…当たったの複勝310円だけですよ。
この310円だって、マコトヴォイジャーとレッドバリオスが両方飛んだからついただけで、
ほんとはもっと安かったんです…」

「あそ」

「それから、日曜の橘S。エーシンダックマンからの狙いはよかったけど、2着が無印のケイアイデイジー。
なんでパドトロワは3着なんですか! パドトロワが2着なら馬連で94倍あったのに! 94倍っすよ。あと…」

「喝! おぬしと話しててもつまらん! そんなことでは名人の座は遠いぞ。よいか。
馬券の技術だけでは、名人には決してなれないのじゃ。心技体。
心と体を磨き、『心頭滅却すれば火もまた涼し』の心境になられよ。
でなければ、おぬしは来週から失速してしまうぞ。わかったな。では、さらばじゃ」

ひゅーん。



あ…行っちゃったよ。
てゆーか、目黒駅上のアトレ2に入っちゃったな。回転寿司でも食うのかな。
でもなぁ、ほんとに先週はボロボロだったんですけど。
心頭滅却か…どんなに負け続けても、まったくアツくならず涼しい気持ち。うーん、難しい。


どうなんだ、やれるのか、市丸!




■青葉賞 (GII)
ペルーサで負けられません。
相手はレッドスパークルハートビートソングトゥザグローリー
穴でブレイクアセオリーでしょうか。


■天皇賞・春 (GI)
エアシェイディマイネルキッツジャガーメイル
この3頭を中心に買いたいと思っています。
人気のフォゲッタブルは買っても4番手。そこまで断然とは思いません。
もしかするとフォゲッタブル押さえに回して、メイショウベルーガトーセンクラウンを入れることも考えています。



4月17日土曜朝9時半。
いつものようにケータイの目覚し時計で起床し、グリーンチャンネルをつけると、
雪に埋もれた福島競馬場が映っていました。
なんだか「福島競馬場は中止」と言っているようです。

あ、そーか、昨日はGate J.のイベントで、終わってからC社のSさん、Tさんたちと飲んだんだった。
帰りはみぞれが降ってたよなあ。
んー、4月なのにこんなに雪が降るんじゃ、福島中止は仕方がないか…待てよ!
代替は月曜?! いやっほーい!

筆者市丸は、一日開催が増えたことで、馬券道場の昇段確率が高まったことを喜んだのでした。
ま、でも、6日間で2,140円しか回収できなかったヘタレ馬券士ですからね。
残り2日が3日に増えたところでどう変わるのかと…。

とりあえず、だ。市丸は思いました。残り3日間、毎日2,000円ゲットで昇段。
てことは、馬道仙人に伝授された「単勝爆弾マグナム2000」が1日1回炸裂すればOK。
もし単勝が1,000円じゃなく1,500円ついたりなんかしたら、かなり有利になってくる。

よし!

ここまでまったくダメだったことは忘れて、なんだかできるような気がしてくる。

そう、ここで出ました。秘技「スーパーポジティブシンキング」です。

市丸の禿頭が怪しく光ったかと思うと、燃えるような真っ赤に変化しました! 変身です。

スーパーポジティブシンキングいちまる」の誕生です!
「ぴこーんぴこーん。ダメだダメだと思っちゃダメよっ! いけるいけると思えば、
絶対ダメなものもなんとかなるっ! 人間、窮地に追い込まれたときほど、
リラックスしなくてはならないのだっ!」

なにやら吠え出しました。
馬券道場の4週目でまだ2,000円しか回収してないなんて、人生でもそうはない窮地。
だからこそ、この秘技が生まれたのでしょうか!?

土曜日は阪神を選びました。もちろん、「単勝爆弾マグナム2000」です。
単勝オッズ7倍以上の馬から勝てそうな馬を選び、すべて単勝×2(すべ単)で買います。

そしてその一発目。やってくれました。三浦皇成騎手マイネラロンハ
4番人気1着で単勝960円。すばらしい。
9レース以降はすべて空振りましたが、
9レース以降の4レース中3レースが単勝7倍未満ですから仕方がないですね。
ともかく回収1,920円で、開催トータルは4,060円。
残り2日間で2,000円ずつ回収すれば抜けられます。



続く日曜日。
スーパーポジティブシンキングいちまる」に変身中の市丸が選んだのは中山でした。
中山? 中山は今開催で2回挑んで2,000円投入し、回収ゼロだったはず。それでも中山?
「ぴこーんぴこーん。そう、中山しかないっ。
皐月賞でトーセンアレスの複勝×2を買いたいからなっ」
SPT(スーパーポジティブシンキング)いちまるは、そうつぶやきました。
トーセンアレス
あああの、前夜の某番組でほかの予想家から激しく突っ込みを受けたトーセンアレス
この馬は強いんですと力説して、みんなから総攻撃されたトーセンアレスなのか!
この馬の複勝は35.9倍~60.9倍。
ということは、人気薄の馬と一緒に来ると、1開催に1回3着以内に入れば昇段するという、
夢の40倍以上まである?!

ひゅーん。

これは馬道仙人っ。ぴこーんぴこーん。

「ふぉふぉふぉ。秘技スーパーポジティブシンキングか。考えたのぅおぬし。
だがな、トーセンアレスはやりすぎじゃ」

どうしてですかっ。ぴこーんぴこーん。

「いいか。
複勝配当が40倍以上ついて、複勝×2を買うだけでどんなケースでも昇段するという
祝一発昇段シアワセ馬』について調べてみた。
今年ここまで、馬券道場の対象となった8レース以降では3頭しか出ておらん。
馬券道場の対象レースが全部で405レース、1~3着馬が合計1,217頭いて、そのうちたった3頭じゃ。
確率にすると0.2%。無視してもいい確率じゃ。そんなオッズの馬はまず来ない。絶対来ない。」

ぬははははっ。馬道仙人敗れたりっ。
競馬は確率じゃないっ。気合いなのじゃっ! ぴこーんぴこーん。

「なんかだいぶ面倒くさいキャラに変身しておるようじゃの。ったく」

で、8レース袖ヶ浦特別。市丸が買ったのは6番人気アラマサローズです。
いつもはスタートがあまりよくない馬なのに、好スタートから先行します。

「よしよしよしよしいいい勝浦あっ!

行け行け行けそのまま勝つのじゃーーそらーうりゃーー

げげげっ本当に勝ちそうくわーーーーふんぐわーうっうっ」

…勝っちゃいました。単勝は1,610円。×2で配当は3,220円。開催合計は7,280円です。
その途端、SPTいちまるの真っ赤な頭部からしゅるしゅると色が失われ、
いつものハゲ色に変わっていきます。(ちょっと待って、ハゲ色て何よハゲ色て。ふんっだっ)

「あわわわわわ。勝浦さんっ呼び捨てしてごめんなさいっ。ありがとうございます。
いつも応援してます。うわわわあと720円っ。あー、でももう最終まで全部買っちゃってるよ。
本当に8レース勝つとわかってたら9レース以降は慎重に行ったのに。
あと720円ならさー、ヴィクトワールピサの複勝とかいろいろ手はあるじゃんあー。
なんで強気強気に攻めちゃったんだろう俺ってダメなヤツだ。はーはー」

いきなり、消極的な性格のいつもの市丸に戻ってしまいました。

「せっかく秘技スーパーポジティブシンキングが炸裂したというのに、おぬしはほんとダメなヤツじゃのう」

あーこれは馬道仙人、すみませんすみません。
もーあと720円なのに、絶対来ないような馬券ばっかりしか買ってないんですどうしましょ。
教えてえーんえーん。

「おぬしは、もう少し自分を信じるとよかろう。消極的な性格では損するばかりじゃぞ。ではな」
ひゅーん。

帰っちゃったよ帰っちゃった。
その間にもほらほら、9R鹿野山特別で単勝8.4倍だったダイワオージーは2着だし、
10R京葉Sのグランドラッチは9着だし、皐月賞もほら、トーセンアレスは14着だよ!
あーやっぱりなー。明日入れ頃外し頃の740円を残して福島かな…難しいよ~。

ちょっとスペースの都合で時間が早く流れたことをお許しください。
最終レース。ここで市丸が買っていたのは11番人気の人気薄ブルーマーテルの複勝×2でした。
なぜ単勝じゃなかったのか?
購入時点で単勝が36倍もついてて、そんなに必要ないと判断したからです。
複勝オッズは6.9~9.7倍。じゅうぶん「単勝爆弾マグナム2000」と同じ破壊力がありました。

レース。馬場を考えるとかなり速い流れです。中団のブルーマーテルにはいい流れ。
直線。ミクロコスモスがすごい手応えで外を上がっていきますが、その外からブルーマーテル

よしとみさんっ! よしとみさーーーーーんっ!

勝ったミクロコスモスの後方が団子になって、
そこへ大外からブルーマーテルが2着に上がっていました。

ふーーーーーーーーっ。
大きく息を吐きました。4段昇段。それも、まさかの8日目です。
9日目が急遽できたことが見えない安心感を生み、筆者市丸に思わぬシアワセをもたらしてくれました。
ありがとうヨシトミさん、ありがとう季節外れの雪さん。







9日目は例によってトップ200に挑戦しましたがあえなく敗退。
4開催目にして初めて、マイナスでの昇段です。
こうしてみると、ホント毎回あっぷあっぷです。
実力なんてないのに、運でここまできました。





いやー、ほんとにこんなことになっていいんでしょうか。ともかく、次も頑張ります!


■福島牝馬ステークス (GIII)
レジネッタジェルミナルムードインディゴマイネレーツェルブライティアパルス
ダイワジャンヌあたりまで。
ボックスで穴を狙います。

■フローラステークス (GII)
普通にベストクルーズサンテミリオンの争い、という気もしますが、
狙ってみたい馬が2頭。
マシュケナーダディアアレトゥーサです。
あとは距離延びてブルーミングアレーまでとしておきます。

■アンタレスステークス (GIII)
かなりの混戦ですが、
そろそろ4歳馬が本領を発揮してほしいところ。
56キロならトランセンドでいけるのではないでしょうか。
相手はシルクメビウスワンダーアキュートダイショウジェットとしておきます。



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プロフィール

市丸博司
(いちまる ひろし)

パソコン競馬ライター。個性的な視点で、競馬のおもしろさを毎週伝えます。

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