
夏競馬の醍醐味は、やっぱり遠征!
筆者いちまる、函館にやってきました。
土曜夕方の便で函館空港に降り立つと、すぐにホテルへチェックイン。
新鮮な魚介類を堪能して、早めに就寝。
そして朝4時半に起きたのです。
え、年寄りだから早く目が覚めた?
(ぷくーと頬を膨らませて)いやまー、
そういう面も多少はありますけど~、そうじゃなくて、指定席券をゲットするためなんです~。
ふんだっ。
朝5時の函館競馬場。空はもう明るくなっていました。
普通ならこんな時間に来なくても指定席は取れると思いますが、この日は函館記念。
慎重を期して早起きしたというわけです。
リニューアルオープンしたばかりの函館競馬場。
向こう正面の海がくっきりと見える指定席(オーシャンシート)はA指定226席、B指定267席。
5時半に整理券が配られましたが、その番号は83番でした。
いやあ、早朝から来られる方、多いんですねえ。
ところで筆者いちまるが並ぶ列の後ろは若い女性だったんですが、
なんと、突然いちまるに声をかけてきました。
「いちまるさんですよね? おはようございますっ!菜是香亜樽22歳です。よろしくお願いしますっ!」
突然で驚いたいちまる、リアクションができません。
「あ…はい。あの、えと…」
小柄で可愛い感じの彼女は、はにかむようにこう言いました。
「あ、ごめんなさいっ。私、その…」
そして、突然背伸びをするようにして、いちまるの顔に近づいてきて、小さな声で言ったのです。
「わたし、馬道剣士なんですぅ」
朝から、突然若い娘さんと接近したものだから、いちまるはもうドキドキしてしまって、しどろもどろです。
「あぁ、あ、あの馬道仙人の~ところの~、ふがふが、もごもご」
「はいっ、これから3週間っ、よろしくお願いしますっ!」
「で、な、なぜ、こーあたるさん?」
「菜是香亜樽。
なぜかあたる、と読みます。あたるちゃんでいいですぅ!」
「亜樽ちゃん、ね。はいはい」
いちまるは彼女を見ながら思いました。
(このルックスも性格もよさそうな娘さんが、仙人が言ってた馬道剣士?
ストレート7段? いやー、人は見かけによらん…)
さて、整理券を配られると、いったん解散で、8時半に改めて同じ場所に集合とのことでした。
いちまるは言いました。
「じゃあ、また8時半にね!」
「はい。よろしくお願いしますっ」
亜樽ちゃんと別れて、いちまるは考えを巡らせます。
(ああいう妙齢の女性を送り込んできたということは、わたしの頭の中を攪乱させようという
馬道仙人の作戦だろう。その手に乗ってはいかん。冷静に行かなければ…)
ホテルに戻って少し寝ようと思っていたいちまるですが、冷静な内に、と馬券道場の検討を始めました。
昨日の成績はこうです。




市丸博司
(いちまる ひろし)
パソコン競馬ライター。個性的な視点で、競馬のおもしろさを毎週伝えます。
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